その会社の働き方一つで賃貸経営の成功と失敗が決まってきます。
では、良い管理会社とはどのような会社なのか考えてみましょう。
前回は入居者募集について書きました。
今回はそれ以外の入居者対応などの観点から見ていきましょう。
〇入居者対応は24時間365日でサポートしているか
賃貸経営をしていく中でトラブルはつきものです。
また設備の故障や入居者からのクレームは時間や曜日を選びません。
このようなトラブルに対応するため、管理会社は24時間365日、様々なトラブルに対応出来るようになっているか。
入居者からのトラブル対応は的確かつ迅速に行うことが大事です。
もしこのようなサポート体制が整っていれば、夜間や曜日に関わらず緊急時の対応をしてもらえ、入居者の満足度も向上します。
〇入居審査はしっかりしているか
オーナーさんにとっては、自身が持っている物件を賃貸で貸すわけですから、どのような人が入居するのかというのは非常に気になるところかと思います。
この入居審査をうまい加減にやってくれるかどうかも、賃貸管理会社を選ぶ際のひとつのポイントとなるでしょう。
入居審査は厳しくすれば、入居後にトラブルが発生する可能性は低くなるものの、基準を満たす入居者がなかなか現れず、長く空室が続いてしまいます。
逆に、入居審査を緩くすれば、部屋自体は決まりやすくなりますが、何かしらのトラブルを抱えていたり、家賃の未納などが発生するなど、いわゆる質のよくない入居者も出てきて、トラブルに巻き込まれることも多い、ということもあります。
ただ、いくら入居基準を厳しくしたとしても、入居者に関するトラブルを完全に回避することは不可能といわざるを得ませんので、その点はしっかりと考慮しましょう。
なお、オーナー様の中には「あの不動産会社は決めてくれるのはいいが、外国人ばっかり」と嘆く方もいらっしゃいますが、それは間違いです。
たしかに中には、日本での生活に慣れていなくて、日本語もあまり話せない人だとトラブルが起こる可能性もあります。
しかし、実はこのようなトラブルはほとんどありません。
多くの外国人は、入居後もしっかりとルールを守ってくれています。
国籍だけで入居を拒むというのはやめて、しっかりと個別で判断するようにしましょう。
また、現在の空室率の高さや部屋の決まりにくさを考えても、外国人の入居を受け入れるというのは空室対策にとって非常に有効な手段となります。
なお、トラブルを事前に回避するためには、入居者に対する事前説明も必要です。
「入居のしおり」などを作成し、しっかりと入居者に住まいのルールを周知徹底させているかどうかも、併せてチェックしましょう。
〇ニュースレターなどの定期的な情報提供をしてくれているか
物件を所有していれば儲かるという時代が終わった現代では、賃貸経営をしていく上で「どのようにしたら満室になるのか」、「効率的な運営をするためにはどのようにすべきか」をオーナー様自身がしっかり把握することが必要不可欠となっております。
そこで、大切な財産である建物の媒介・管理をお願いされている不動産会社がアドバイザーとしてオーナー様にしっかりと役に立つ情報を提供する必要があります。
入居者市場となった現在の賃貸経営は以前に比べると厳しいものになりましたが、しっかりとした知識や最近の入居者の動向を考えることで、損をすることなく、利益を生むことが出来ます。
こういったアドバイスをくれる管理会社に任せるようにしましょう。
〇物件から近いということも安心の要素
管理会社を選ぶ際、ご自身の物件の近くに店舗を構える会社を選ぶというのも良い選択肢です。
やはり近くにあるということで、管理会社の目が物件に行き届きやすいため、オーナーさんにとっては入居者募集や管理などさまざまな面で安心できると思います。
賃貸経営をしていく上では、管理会社選びというのは非常に重要です。
信頼の出来る賃貸管理会社を見つけて上手に賃貸経営を行っていきましょう。
ただし、全てを賃貸管理会社に任せているだけでは賃貸経営は成功しません。
入居者を決めるためにどうすれば良いかなどを、オーナーさん自身でしっかりと考え、賃貸管理会社と相談しながら実行し続けることで、賃貸経営は成功に向かいます。
鶯谷・入谷・日暮里の不動産のことなら1940年創業の城北商事不動産部へ!
コメント