ここでは、空室対策において確認すべきポイントを4回に分けてご紹介いたします。
4回目の今回は建物管理の見直しによって出来る空室対策を一緒に見ていきましょう。
1回目の“募集条件の見直し”はこちら。
2回目の“入居条件の緩和”はこちら。
3回目の“室内リフォーム・設備の見直し”はこちら。
〇建物管理の見直し
建物の管理を疎かにすると、見た目が悪くなるだけでなく、空室が目立ち、収益の低下にもつながります。
適切な建物管理を実施して物件価値の低下を抑制することが重要です。
「内見に行ったら、エントランスや共用部分が汚かった」、「共用部の照明が切れていた」、「粗大ゴミが放置されたままだった」。
内見者の第一印象がこれでは、せっかく実際に見に来て頂いても決まるわけがありません。
内見者を迎える前には、外構や共用部の掃除やメンテナンスを怠ってはいけません。
清掃業務は必ず毎月の定期的な巡回清掃を行うようにしましょう。
建物をきれいにしておかないと入居者満足度が下がり、現在の入居者の早期退去にもつながります。
定期的な清掃は、空室があるときだけでなく、満室になっているときにもしっかりと心掛けて行うようにしましょう。
定期的な清掃は、空室があるときだけでなく、満室になっているときにもしっかりと心掛けて行うようにしましょう。
また、清掃だけでなく、外壁・階段の塗装をするといった建物全体の工事を行うという方法もあります。
もしヒビ割れがある場合などは漏水の可能性も高くなりますので、今までメンテナンスを行ってこなかった物件は、すぐにでも検討すべきでしょう。
入居率アップには定期的な清掃や建物のメンテナンスは重要なポイントです。
なお、「部屋に入ったら下水の匂いがした」などというのもマイナスになりますので、空室時の室内のケアも怠らないようにしましょう。
室内の照明が設置されていないのもマイナスです。
外が明るくない時間に内見があった場合は室内が見えづらいですし、全体の印象として暗かったという風に受け取られてしまいます。すぐに設置しましょう。
さらに出来れば、清潔なスリッパを用意し、匂いやほこり、虫がいないかなどのチェックを徹底しておくといいでしょう。
芳香剤を用意したり、POPで設備のアピールをする、「オーナーからの手紙」を用意する、花を飾ったりするのも、内見者の心をくすぐります。
他に、建物全体の空室対策の一つとしては、物件の名称を変更するという手もあります。
もしそこに住むとなると入居者は住所を書くときに毎回、物件名を記入します。
そういったこともあり、やはりかっこ悪い名称より建物のイメージに合ったおしゃれな名称にすることで違った印象を与えることが出来るかもしれません。
その際、エントランスの看板も新しくするようにしましょう。
〇まとめ
今まで4回に渡って“空室対策の手引き”を書いてきましたが、いかがでしたか?
空室対策の基本は、(なるべく)経費をかけないで、その代わりに知恵やアイデアを絞りながら実施することが大切になります。
何か参考に出来るものがありましたら、ぜひ取り入れてみてください。
そして、空室対策はその物件のニーズやターゲットによって、取るべき手段も変わってきます。
ベストなやり方と、やってもあまり意味のない方法がありますので、そういったことをアドバイスしてもらえる管理会社と付き合うようにしましょう。
※弊社で管理委託を頂いている物件では、空室対策のアドバイスも行っております!
※弊社でも定期清掃を承っておりますので、よろしければご相談ください!
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