今回は、その入居者対応・クレーム処理の難しさについて説明していきます。
〇入居者対応・クレーム処理は多岐に渡る
入居者からの連絡で最も多いのが設備に関するもので、賃貸物件に備え付けられている給湯器や冷暖房器具の故障などのトラブル対応・水道関連の故障などが挙げられています。
もし対応が遅くなってしまうと、場合によっては銭湯代金やホテル代金を請求されると言うクレームに発展してしまう可能性があります。
そうならないためには最初の段階でのヒアリングと状況確認が重要で、設備に関する知識とスムーズな業者手配が必要です。
また設備以外にも、賃貸に入居している人たちの間で起きるトラブルもクレームの原因となりやすいため、注意をしなくてはいけません。
その中でも特に対応が難しいと言われているのが騒音によるトラブルで、クレームから暴力事件などの危険な事態に発展しかねない問題のひとつです。
そのため迅速かつ適切な対応をする必要があるのですが、騒音があったかどうかの事実確認やその原因・対策などを考慮した上でそれぞれの入居者を納得させなければいけません。
さらにゴミ出しや掃除の問題からクレームが出るという事もあり、こちらは入居者が原因となる以外にも猫などの動物が原因となる事もあります。
クレーム対応をするためには、原因を把握して迅速に対応しなければいけないのですが、これを賃貸オーナー様だけで行なおうとすると更なるトラブルに発展してしまったり、費用が発生するときに自らあるいは借主のどちらが負担するのかというところで頭を悩ませてしまいがちです。
〇管理委託のススメ
このように賃貸管理をしていると必ず出てくるのが様々なトラブルやクレームなのですが、これをオーナー様だけで対応しようとしても日中仕事などをしていると、どうしても時間が取れない・対応できないと言う事も増えてきます。
また、一日中外で出かけたり、時には旅行に行ったりすることもあると思いますが、トラブルというのはいつ起きるか分からないため、そういったときに急遽の対応が必要になったりします。
特に賃貸物件の場合は入居している人の生活時間帯も異なっているので、それが原因で対応が遅れてしまって余計にトラブルやクレームが発展してしまうという事もあります。
だからこそ自主管理では限界があるため、管理会社に委託するという方法を視野に入れておく必要があるのです。
管理会社に委託しておけば自分が対応できない時間帯でもスムーズに対応してもらえますし、必要に応じて相談しながら対策を講じる事も可能です。
そこからアドバイスを受けて賃貸管理のノウハウに活かす事もできるので、管理委託に任せると言う方法がオススメされています。
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